リニューアル

「アルペン監督のひとり言」はチーム新潟応援ブログとしてリニューアルしました。下記URLからどうぞ。
 
 
 
「アルペン監督のひとり言」八海高校スキー部編はこのまま残しておきますが、「八海高校スキー部ホームページ」は4月末日で閉鎖しますのでご了承ください。
カテゴリー:ニュース

総集編その4

今、DVDを見終わりました。八海勤務最終日の今日、選手とアルペン部の先生方からのコメントが記録されたDVDを頂きました。私は八海での10年間、自分のクラスの卒業式でも、最後の離任式でも、送別会でも一度も泣いたことはありませんでしたが、今、涙が流れました。私にとってこの10年間は、やはり濃密な10年間だったようです。選手たちから「頑張ってください」という言葉をたくさんもらいましたが、頑張るのはあなた達のほうです。あなた達の頑張りが、私のエネルギーになるのです。心配しなくても、あなた達のことは忘れたくても忘れることはできません。自分に厳しく、限られた時間を大切に、感謝の気持ちを忘れず、いつも前向きに力強く、スキーと向かい合ってください。ダメなことはダメ、けじめをつけて、周りの人から応援される人間であってください。
 
八海高校スキー部は、インターハイ総合優勝を果たし、トキめき新潟国体を終え、いよいよこれから真価を問われる時代に入ります。選手ひとりひとりのレベルアップはもちろん、指導者の体制、学校の体制、地域との連携などなど、これまでにとらわれずに時代に合った新しいものを模索していく必要が出てくると思います。どうあるべきかを真剣に考え、新しい八海高校スキー部が形成されていくことを願っています。そして、いつまでも、たくさんの人たちから応援されるチームであってほしいです。これからも、八海高校スキー部の応援をよろしくお願いいたします。
 
さて、「アルペン監督のひとり言」八海高校スキー部編は本日をもちまして終了となります。2005年8月12日に始めて以来本日まで、全国の暇人の皆様からご愛顧いただきまして本当にありがとうございました。転勤を機にブログから足を洗おうかとも思いましたが、近日中に「アルペン監督のひとり言」完全ひとり言編がスタートする予定です。今までは、選手や保護者や応援してくださる皆様を対象として書いていたのですが、今度は自分のチームが無いので、完全にひとり言となります。URLが変更となりますので、スタート次第、この場でお知らせします。暇人の皆様は引き続きご愛顧いただければ幸いです。この八海高校スキー部編については、私と八海高校スキー部の活動の記録として削除せずにこのまま残しておきます。画像等、コピーしていただいても結構ですが、悪用しないことを約束してください。
 
いよいよ、八海高校スキー部監督としては、あと数分となりました。10年間で出会ったすべての皆様に、心からお礼申し上げます。また、雪上でお会いしましょう。
カテゴリー:その他

総集編その3

新採用以来10年間、私がここまでやってこれたのは、たくさんの人たちからの応援や支えのおかげであることはもちろん、全国のコーチやスキー関係者から刺激を受けたことが大きかった。皆、スキー界では名前の通った元名選手が多い。そんなメンバーに交じって活動を重ねる中で、自分の指導法も徐々に形になったのだと思う。全国を飛び回り、どこの会場に行っても顔ぶれは同じようなもの。みんな過酷な日程をこなしている。ふと先日、今シーズンの外泊数を数えてみた。今シーズンの10月から3月までの6ヶ月間182日の内、遠征先での宿泊は126泊。今シーズンは地元国体もあり、強化合宿もピークだったこともあるが、国内外を合わせて3分の2以上を遠征先で過ごした。こんな非日常的な生活の中で、知り合うことができた全国のコーチやスキー関係者に感謝の気持ちで一杯です。と同時に、2年前の3月9日に八海高校スキー部を手伝ってくれていた立壁豊コーチを交通事故で失ってしまったことに悔いが残ります。
 
3月13日に転勤先を告げられた内示の後も、自分がチームを去るということに対してなかなか実感が持てませんでした。その後の大会会場で、何人かのコーチ仲間に「寂しくなりますね」とか「早くスキー部のある学校に帰って来いよ」とか声をかけられて初めて実感が湧いてきました。来シーズンから自分のチームは無くなりますが、新潟県スキー連盟の強化活動及び下越地区の強化活動には可能な限り携わっていきます。現場のど真ん中から一歩下がったポジションで、スキーを見つめ直してみたいと思います。視点が変わることで今まで見えなかった点、見失っていた点が見えてくるのではないかと、少しワクワクしています。
 
明日は午前中に八海へ行って、最後の仕事としてスキー部の備品を整理してきます。いよいよ明日が八海最終日です。
カテゴリー:その他

総集編その2

10年間、選手たちは私を毎年全国大会へ連れて行ってくれた。選手がスタートバーを切ってから、優勝や入賞が決まるまでの僅かの時間。僅かな時間のはずなのに、ものすごく長く感じるドキドキの時間。そんな至福の時間を選手たちは毎年プレゼントしてくれた。10年間で、インターハイ入賞「12」、国体入賞「7」、全国高校選抜入賞「9」。最後の今シーズンは、インターハイ男子総合優勝、国体天皇杯獲得。選手の力には脱帽だった。
 
平成13年度 インターハイ   男子回転   6位 星隆裕
          高校選抜    男子スーパーG 1位 星隆裕
 
平成14年度 インターハイ   男子回転   4位 星隆裕
          国民体育大会 少年男子   4位 星隆裕
 
平成15年度 国民体育大会 少年男子   3位 佐藤翔
 
平成16年度 インターハイ   男子大回転  6位 佐藤翔
          国民体育大会 少年男子   1位 佐藤翔
          高校選抜    男子スーパーG 1位 佐藤翔
                    男子大回転  1位 佐藤翔
                    男子回転   1位 佐藤翔
 
平成17年度 インターハイ   女子回転   6位 新保優
                    男子回転   7位 鈴木雄一郎
          世界ジュニアスキー選手権大会出場     金子あゆみ
 
平成18年度 インターハイ   女子大回転  4位 新保優
          国民体育大会 少年女子   2位 新保優
 
平成19年度 インターハイ   女子大回転  6位 須貝麗
                    男子回転   7位 須貝龍
          国民体育大会 少年男子   2位 須貝龍
          高校選抜    男子回転   6位 小林日向
                    男子回転   7位 桒原涼
 
平成20年度 インターハイ   女子大回転  6位 須貝麗
                    男子大回転  5位 小林日向
                    男子回転   2位 小林日向
                             10位 桒原涼
          国民体育大会 少年女子   5位 須貝麗
                    少年男子   8位 小林日向
          高校選抜    男子スーパーG 6位 桒原涼
                    男子大回転  9位 桒原涼
                    男子回転   5位 桒原涼
 
他にも、全日本スキー選手権や全日本ジュニアスキー選手権などでも入賞してきた。国体、高校選抜は優勝者を出すことができたが、インターハイだけはダメだったのが悔いが残る。もちろん、全国大会に出場している選手の後ろでは、県大会で権利を取れず、涙を流す選手たちも大勢いたということを忘れてはならない。メンバーの多い八海高校は、毎年学校枠争いになる。県大会は私の最も嫌いな大会でした。
カテゴリー:その他

総集編その1

26日は離任式、27日は赴任先の学校で事務引き継ぎ、その後夕方に赤倉へ入り、今日、B級赤倉SL第2戦で最後の選手サポートをしてきた。昨夜は最後のミーティング。その後は選手ひとりひとりとミーティング。最後に言っておきたいことを伝えさせてもらった。今日の2本目、最後のアドバイスも特別なことは言わず、いつも通り。でも、今日が八海高校監督としては最後の役割。コース係だったけど、今日だけはわがままを言って、コース途中で選手の滑りの見納めをさせてもらった。赤倉はこの時期に何故か大雪が降り、コースはボブスレー状態。そんな中でも選手は最後までしっかり滑ってくれた。レース後、ゴールに集まり、私は選手たちに別れを告げた。君たちと八海高校でスキーができて、本当に良かったです。
 
私にとって幸せなことに、10年間で73名の選手、2名のマネージャーと関わることができました。途中棄権だった者もいたけど、スキーを通じて出会い、苦楽を共にし、同じ時間を共有した仲間として、これからも元気に活躍してほしいと心から願います。
 
平成11年度3年生:小林勇貴、牧野一貴、小野塚真代
 
平成11年度2年生:榎本一貴、斎木達也、神保渉、関矢陽介、星梨絵、今井映美子(マネ)
 
平成11年度入学:岡村健、斉藤健、布施真彦、五十嵐麻美、児玉清美、星千春、星野美雪、高橋幸子(マネ)
 
平成12年度入学:江部有亮、岡田慎、桑原祐太、玉田慎之介、星隆裕、大島詩織
 
平成13年度入学:伊藤睦人、田中晋輔、南雲大輔、半戸篤志、五十嵐友美、岸野みなみ、熊谷歩
 
平成14年度入学:桒原潤、佐藤翔、橘健太、藤ノ木慶太、上重美沙紀
 
平成15年度入学:金澤知広、熊倉慎二、鈴木雄一郎、中島公平、金子あゆみ
 
平成16年度入学:浅川勝正、小林聖、笹川英政、富沢雄一郎、中澤祐大、熊谷光、新保優
 
平成17年度入学:飯田正義、上重拓、鈴木秀隆、関裕介、中根正登、林槙也、鈴木円佳
 
平成18年度入学:阿部純平、小杉大樹、小林日向、羽吹敏行、三富達也、山本孝徳、須貝麗、平澤愛理沙
 
平成19年度入学:浅井俊哉、桒原涼、島倉拓郎、須貝龍、樋口琢磨、藤川祥太、相澤里奈、安達樹莉、上村麻衣子、宮田典子
 
平成20年度入学:西野寛人、水落達也、村山生吹
 
その時代その時代でいろいろなことがあったけど、今となってはすべてが懐かしいです。八海高校で君たちと過ごした時間は、私にとって輝きの時間でした。八海高校を選んでくれて、八海高校でスキーをしてくれて、本当にありがとう。
カテゴリー:その他

報告

本日の夕刊、及び明日の朝刊で発表になりますが、4月1日付をもって転勤することになりました。
 
八海高校で新採用以来10年間、スキー部と共に活動してこれたことに本当に感謝しています。私が転勤することについては、今日の奥只見でのトレーニングの際に選手に伝えました。ひとりひとりに伝えたいこともあるので、それはB級赤倉SLの際に話したいと思います。残していく選手たちには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私の後任には六日町高校から桾澤俊明先生が着任します。4月からはより一層熱く、厳しく指導していただき、スキー選手として、ひとりの人間として大きく成長していってほしいです。
 
私の転勤先は西新発田高校です。昨年スキーでインターハイに出場した選手がいましたが、スキー部はありません。何故そんな所へ転勤と思われるかもしれませんが、今回の転勤には私の家庭事情もあり、どうしても下越地区(新潟市方面)ということが最優先項目でした。もちろん、スキー部のある学校を希望しましたが、それよりも下越地区であることが優先だったということです。
 
自分のチームが無くなり、スキー界からは少し距離が離れますが、私の気持ちはこれからもスキーから離れることはありません。県スキー連盟の仕事や、下越地区のスキー普及・強化には可能な限り携わっていくつもりです。国体を始め、どこかの大会にピンポイントで現れるかもしれませんので、その時はレフリーでもセッターでも何でもご用命ください!
 
私が八海高校スキー部で10年間やってこれたのは、スキー部員、保護者の皆様、地域の皆様、学校の先生方、全国のコーチ仲間、全国のスキー関係者、そして私の仕事を理解してくれた妻のおかげです。言葉では表現できないほど幸せな10年間でした。
 
八海高校スキー部への思いは、これから何回かに分けて書きたいと思います。今日はとりあえず転勤の報告をさせていただきました。
カテゴリー:その他

全国高校選抜SL

無事、新潟に到着しました。日本海に発達した低気圧が心配でしたが、それほど揺れず快適な船旅で良い休養がとれました。
 
さて昨日、全国高校選抜のSLが行われた。この日は強風の予報で、リフトの運行が心配されたが、無事にレースを行うことができた。それでも風は強めで、体感温度の低い1日だった。
 
レースは男子からスタート。桒原は10番スタートから1本目8位タイ。2本目も消極的にならずに、2本目4番のタイムでトータル5位に入賞。1位との差は0.87秒。FISポイントは今シーズンセカンドポイントの53.24。SG6位、GS9位、SL5位と見事3種目で入賞した。八海の選手で選抜3種目に入賞したのは、第17回大会で佐藤翔が3種目完全優勝して以来2人目だ。昨シーズンもそうだったが、今シーズンもシーズンが進むごとに力を伸ばしてきた。浅井はGSと同じく1本目で途中棄権。事前に注意しておいたゴール前だった。失敗続きの今大会だったが、全国大会の大きな舞台を経験したことが来シーズンにつながってほしい。
 
続いて女子では、上村が64位。2本目でコースから外れ、スイッチバックしての完走だった。ミスをしてもレースを諦めずにゴールしたことは評価できるが、ミスの少ない滑りを来シーズンに向けて身に付けていこう。
 
今回のメンバーに新1年生を加えたメンバーで、来シーズンのインターハイを戦うことになる。今回の反省を、これからのモチベーションに変えて頑張っていこう。
カテゴリー:大会レポート

全国高校選抜GS

全国高校選抜のGSが行われた。今日は昨日と一転、マイナス8度まで冷え込んだ。日中も気温は上がらず、今日は真冬モード。身体はこの温度変化に苦戦気味。それでも、コースは冷えて、ハードバーンに仕上がったので、良いレースを行うことができた。
 
レースは男子からスタート。桒原は27番スタートから、1本目で11位に食い込んだ。昨日のSG入賞の勢いもあり、今日も自信を持って滑ることができている。入賞を賭けた2本目。インターハイの2本目は入賞を意識して消極的になってしまい順位を下げたが、今日は順位を上げて9位入賞。もちろん、もっと上の順位を狙っていただろうが、それは来年の富良野インターハイまでとっておこう。FISポイントも54.35のベストポイントだった。浅井は、1本目で途中棄権。スタート前の無線でも外足を意識させていたのだが、見事に内足転倒。まだまだ力不足だな。
 
続いて女子では、上村が82位。1本目はかなり消極的な滑り。完全に受け身になってしまった。2本目は、1本目の反省を活かし、まずまずの滑り。経験不足なのか緊張し過ぎているのか、今ひとつ練習の滑りが十分に発揮されていない。
 
明日のSLは、男子:桒原10番スタート、浅井40番スタート、女子:上村74番スタート。高校選抜も明日で終わり。粘り強く滑って、ゴールを目指そう。明日のレース後、新潟への帰路につきます。
カテゴリー:大会レポート

全国高校選抜SG

全国高校選抜のSGが行われた。気温が下がる予報だったが下がらず、さらに雪が少し積もり、厳しいコースコンディションとなった。途中、濃霧やコース整備のため中断を挟みながらのレースだったが、競技役員やコーチの協力で無事に主審業務を終えることができた。皆さん、ありがとうございました。残念だったのは、ICR222.1による失格者が出てしまったこと。選手は、ルールに適合した用具で出場することが責務だし、コーチも目を配ることが責務のはずなのだが。
 
レースは女子からスタート。上村は昨年のこのレースを経験しているとは言え、やはりスピード系の練習不足からか、かなり消極的な滑りに終わってしまった。68位という残念な結果だった。それでも、スピード系種目のSGに挑戦しようという姿勢はとても大切だ。
 
続いて男子では、桒原がスタート順を活かして積極的に滑り、トップと1.3秒差の6位入賞。昨年のSL7位に続き、2年連続の入賞だ。FISポイントも148.90のベストポイントだった。浅井がスタートするときは、レース中で最も風雪の強い不利なタイミングだったが、それでも3.8秒差の33位に食い込んだ。あのコンディションの中では健闘と言えるだろう。
 
明日のGSは、男子:桒原27番スタート、浅井61番スタート、女子:上村73番スタート。まず1本目で、桒原はトップ15、浅井・上村は30番リバース入りを目指そう。
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FIS富良野市長杯SG

高校選抜と同じコースを使って、富良野市長杯SGが行われた。今日は朝から気温が高く、朝の山頂で4度。硫安を散布したが、途中からは水が浮いた状態。さらに、男子の開始前には、コース中間部に濃霧がかかりスタートは1時間半ほど遅れた。コースコンディションは良くなかったが、無事にレースを行うことができた。
 
八海からは、2年:桒原が出場。26番スタートから、トップと3秒差の15位。途中遅れ遅れになってスキーを返すだけで精一杯の場面もあったが、それでも注意していた箇所はインスペクション通りに通過した。結果的にFISポイントも155.62のベストポイント。明日からの高校選抜も、この調子で臨みたい。
 
今朝、上越国際でのB級大会を終えて、こちらに出発したメンバーも合流した。明日からの高校選抜には、2年:桒原涼、浅井俊哉、上村麻衣子の3名が出場する。浅井は雫石でのSGキャンプと全日本ジュニアに出場しているし、上村は昨年のこの大会に出場しているので、スピード系に対しても心配はない。明日のSGは、女子:上村50番スタート、男子:桒原3番、浅井50番スタート。コースのポイントをしっかりと頭に入れて、明日のレースを頑張ろう。明日、私は選手のサポートと同時に、女子の主審・男子の副審としてレースの進行にあたる。どうか、トラブルが起こりませんように。無事に終わりますように。
 
さて、今日学校では終業式が行われた。今年度も終わり、いよいよ学年が1つ上がる。2年生は3年生に、1年生は2年生に、そして新1年生が入ってくる。学年が1つ上がることによってチームの中での役割も変わってくる。新年度に向けて、気持ちを引き締めて頑張っていこう。
カテゴリー:大会レポート